見どころ その1
愛知県陶磁美術館(デザインあいち)× 名陶研究会 はじめてのコラボレーション!
名陶研究会とは…
名陶研究会は、主に名古屋の陶磁器産業に従事していた人々を中心に、2019年に発足しました。名古屋の近代陶業史や関連産業との関わり、資料・商品の収集など幅広いテーマに取り組み、研究会や講演活動を行っています。現在は5名の会員が在籍しています。
愛知県陶磁美術館「デザインあいち」
デザインあいち(旧南館)は、2026年1月にリニューアルオープンしました。愛知県を中心とした東海地域において、人々の暮らしを形づくってきたやきものや、その背景にある文化・産業について多角的な視点から紹介しています。
今回のような市民団体との共同による特集展示は、デザインあいちにとって初めての試みです。
見どころ その2
普段は見ることができない貴重な個人コレクションを多数公開!
ワシントンDCに咲く日本の桜を文様に…
1912(大正元)年、日米友好の象徴として日本から米国ワシントンDCへ桜が寄贈されました。名古屋製陶所は、この歴史的な出来事を題材に、対米輸出向けの桜文様ディナーセットを製作しました。
色絵金彩桜文ディナーセットより〈キャセロール〉(左)、〈コンポート〉(右) 1917(大正6)年 名古屋製陶所 個人蔵
特注品のディナーセットはムガールデザイン…
松坂屋の取締役を務めた子爵・交野政邁(1893-1966)のために製作されたディナーセットを紹介します。本展では、全93ピースのうち、スープ入れやプレートなど17ピースを展示します。
この作品をデザインしたのは、インド出身のパルク・ハリハラン(1905-1970)です。ハリハランは1930年に来日して陶芸家・富本憲吉に師事し、1932年に瀬戸市品野へ移住しました。その後、松坂屋の嘱託員として活動し、名古屋製陶所のディナーセットをはじめとする数々のデザインを手がけました。伝統的なムガール帝国の文様を独自にアレンジした意匠にもご注目ください。
パルク・ハリハランデザイン ムガール模様ディナーセットより〈肉皿〉 1935(昭和10)年頃 名古屋製陶所 個人蔵
見どころ その3
メリークリスマス!名古屋製陶所のディナーセットで季節を演出
本展の会期中、デザインあいちでは、1960年代から1990年代にかけてアメリカ輸出向けに製作された瀬戸ノベルティを用いて、館内をクリスマス仕様に彩ります。本展に出品される名古屋製陶所の「金盛ディナーセット」も、クリスマスのテーブルセッティングとして華やかに展示します。ぜひ、ひと足早いクリスマスの雰囲気をお楽しみください。また、新年には新春を祝うテーブルセッティングへ展示替えを行います。
展示替えスケジュール
◇ 第1期 クリスマスのディナーテーブル 10月10日~12月20日
◇ 第2期 新春を祝うテーブルセッティング 1月5日~3月14日
金盛ディナーセットより〈菓子皿〉、〈デミタスカップ&ソーサー〉、〈ポット〉 昭和初期 名古屋製陶所 愛知県陶磁美術館蔵
ノベルティ〈Waiting for Santa〉 1981(昭和56)年 原画:ノーマン・ロックウェル、製作 光和陶器(瀬戸・尾張旭) 愛知県陶磁美術館蔵